不幸と幸いと幸福となんとかかんとか

幸いじゃなくて辛い。


帰ろうとして、ロッカーを開けようと自分のリュックのなかを探した。
なかった。
もしかしたら鍵をロッカーに入れた状態で錠をとりつけてしまったのか。
ロッカーを見た。
錠さえついていなかった。
錠がついていないので当然誰でもあけることができてしまう。
開けた。
とくに盗られていたりはしなかった。
教科書とサイズの小さい上履きぐらいしか入ってなかったおかげか。
鍵は錠に差し込んだ状態でロッカーの中に入っていた。
なにやってるんだ、自分。
ついにボケが始まったか。



見知らぬ人に頼られる。
生きてきた甲斐があるというものです。
バスでどこそこへ行きますかと聞かれただけだけど。
帰りに心が安らいだ。
行きの満員電車はいまだになれない。
肘で突き飛ばされたのもいい思い出です。