蚊閣下

現在の相撲について熱く語るモスキートを想像した。


昼寝しようと布団に入ったら耳の辺りでブンブン音がした。
飛んでいたのは蚊だった。
いつもはゆっくり血を吸ってるからその隙にトドメをさせるのに、今回の奴はすばしっこかった。
やたらと落ち着きなく飛び回って、一ヶ所にとどまろうとしない。
倒すのが面倒になったから、布団をかぶって眠ろうとしたら、既に右ひじがやられていた。
これならどうだと頭まで布団をかぶったら、またもや耳でブンブンという音が聞こえる。
小さいだけあって隙間からもスイスイ入ってくる。
仕方なく頭だけだして様子を見ていたら、左眉を刺された。
目を閉じると麻酔をかけられたように変な感じ、ヒクヒクとする。
それが悔しかったからちゃんと退治してから昼寝。
目が覚めるとかゆみはバッチリひいていた。



玄関のところにミツバチが飛んでいた。
家の周りにトンボがたくさん飛んでいる。
浴室の壁に一匹のガが止まっていた。


これは秋なのか?


私がメガネを外している浴室という空間内に虫がこられると困る。
壁に変な吸盤が着いてるだけなのか、汚れがついているだけなのか分からないからだ。
当然、近づけばそれが何かは分かるけれど、虫だった場合の精神的ダメージの大きさを考えると確認することさえできない。
でも、汚いものを見ないで生きていけるというのは、それはそれでいいことだと思う。
気にしなきゃ視力が悪いのも得なのかもしれない。


おやすみなさい。