オレ、ブス専なんだ

「オレ、ブス専なんだ」とか言っちゃう人は自我を喪失してます。
他の人とは違うアピールのつもりかもしれませんが、むしろ大衆にまぎれてしまっているのです。


考えてみてください。
ブスとはなんでしょうか。
ここでは「顔が醜い」としましょう。
人間は本能的に美を求めます。
「ブス専である」ということは本能と矛盾しています。
矛盾しているということは、どこかに誤りがあるはずです。


それは「ブス専自信が対象をブスと捉えている」という点です。
ブス専にとって、ブスこそが美なのです。
美醜が対極にあるからには、ブス=美とするには「ブスであると決定する第三者」が必要となります。
この第三者は「大衆」であると考えられます。
その大衆の意見を意識してしまっている以上、自称ブス専も大衆の一部に成り下がってしまっています。


そもそも美醜というものには客観性が含まれていません。
99に対してGOODでも、1に対してBADである可能性もあるのです。


そういうわけで、たとえあなたが1であるとしてもそれをアピールしてはいけませんし、99であっても1を排斥してはいけないのです。
みんな仲良くしましょうというきれいごとに落ち着きました。