怒らないでください。

もとよりこういうオチを書きたかったのです。
決してネタ切れではありません。
大体1話書いてネタ切れって‥‥‥


先に1話を見てください。


第2話【B吉 魑魅魍魎、疑心暗鬼を生ずる】〜第25話【Y王子 世界を知り、我を知る】
なんやかやありまして物語りは終盤へ。


第26話【Z亜子 ハイドロゲンとオキシゲン、化学反応の奇跡】

A太はついに、わが身と引き換えに、世界を滅ぼす力を手に入れることを決意した。
しかし、犠牲になった「D伊勢」のことを考えると、やはり最後の1歩が踏み出せなかった。
もちろんのこと、時間は迫ってきている。
しかしそこは「I蔵」の時の流れが速くなったり半分に流れたりならなかったりする能力でカバーしている‥‥‥つもりである。
誰が言ったか知らないがそういうことになっているらしい。


そのとき、ついにマントを翻し、颯爽と現れたものがいた。
そう、「勇者」である。
とりあえず勇ましいだけで無謀にも世界を滅ぼそうとしている、そんな勇者がついにやってきてしまったのである。


かくして、A太の名前が代に残ることはなく、勇者の悪事もないことになった。
なにせ、世界が滅んだのだから。



あとがき


今回やりたかったことはただひとつ、「小説に中略を入れる」です。
なので内容は深く考えていません。
もしかしたらですが間のお話も書くかもしれません。
でもオチが分かってる話って言うのも‥‥‥ねぇ。
頭の中が反省と後悔の嵐です。