ティラミスをチラ見する

ティラミスとミスティア、なんだか似てる気がする。


番頭(ばんとう)……店で一番えらい人。
手代(てだい)……番頭と丁稚の中間。
丁稚(でっち)……他人の家に雇われて働く少年。
内儀(ないぎ)……他人の妻を敬って言う語。
後添い(のちぞい)……妻と死別または離別した男が、後につれそった妻。
番所(ばんしょ)……交通の要所に置かれている、通行人や積荷が怪しくないか見張るところ。
御前(ごぜん)……偉い男の人や、婦人に使う二人称の代名詞。
禄(ろく)……官に使える人に役所から渡される給与のこと。


人が怒っている様子を表わす「おかんむり」の語源。
冠を被っている人、貴族が怒ったり、不満があったとき、相手を見ずにそっぽを向く。
当然冠も貴族が向いた方向に正面がくるようになる。
だから起こったことを「冠が曲がる」というようになった。
それが省略されて「おかんむり」になった。


語源調べしたら何パターンかお話が出てくるから困る。


時代小説読んでると、分からない語に出くわすことが多い。
中学の社会の授業は、大塩平八郎って名前を覚えた程度で、徳川十五代将軍とかそのほかのことはさっぱり。
大河ドラマとかも見ないから文化とかそういうのも全然知らない。
だからせっせと調べる作業を入れないといけない。
調べたのを自分の言葉に砕いてここに書いてるんだから覚えられる、はず。


こういうところで学校の国語の教科書のありがたさを感じる。
あれには大抵の語の意味が書いてあった。
慣用句とかは辞書を引けみたいになってたけど、物や昔の役職の名前とかは解説がちゃんと載ってる。
小説の世界は厳しい。


友人は、小説の内容をちゃんと理解するために繰り返し読む、と言っていた。
その発想はなかった。
私は1回読んだらそれっきり、次の本に移っていく。
そして前に読んだ本は、1週間ぐらいで内容を忘れる。
2週間も経てば、そのころ何を読んでいたかも覚えていない。
日を置いて読み直すと、初めてではないのに新鮮な気分が混ざりこむ。
小説を読んでいて、はっきりと理解しないのは、地理。
○○町と△△町と××町がどうの、っていうのは全然分からない。
町の規模も町と町との距離も、全然分からない。
そこらへんは読むだけでなく、ちゃんと地図とかと照らしあわせないとどうしようもない気がする。
結局登場人物はとても広い脳内ステージで活躍することになる。
地理だけじゃなくて、昔の家のつくりとかも勉強しなきゃいけないのか。
時代小説は難しい。


おやすみなさい。