ダーク・ナイト・ナタリー

私は夢の中で本を読んでいた。
その本はポケモン図鑑のようになっていて、絵、名前、解説で構成されていた。
その中にダーク・ナイト・ナタリーという言葉があった。
絵はポポローグのゼノンのようだった。
ダークとナイトは知っている単語だからいいとして、私はどこでナタリーという単語と出会ったのだろう。
白馬に乗った王子様が運命の人であるように、暗黒騎士のナタリーさんに出会って私の運命が変わったりするのか。
夢の中でダーク・ナイト・ナタリーは解説の欄に書いてあった。
「ダーク・ナイト・ナタリーより」と。
他の解説を読むに、どうやらキャラの出典を示していたようだから、ダーク・ナイト・ナタリー内でゼノンっぽいのが登場しているのだろう。


自分である程度操れる夢を見るには、普段と寝方を変えるのが一番近道な気がする。
私は普段、うつ伏せで倒れたように布団の中で眠っている。
そのせいか、仰向けで寝ると深い眠りにたどり着けない。
仰向けで眠ったときに夢を見ると、夢の中にいる自分と布団で眠っている自分、その二つの感覚を持った不思議な状態になる。
夢から覚めそうになると、徐々に現実の感覚が強くなっていく。
そして視覚が奪われていき、目を覚ます。
この目覚め方をした場合、大抵眠気が残っている。
だから、目覚めるというよりも、目を開けた、ぐらいのほうが正しいかもしれない。


浅い眠りしか訪れている気がしないので、疲れは全然取れていない。
眠っていたと言うよりも、夢を見ていたと言ったほうが正しい。
夢の内容がある程度操れるだけあって、楽しい夢である場合が多いけれど、現実を犠牲にしてしまっている気がする。
それでも、時間の代わりに楽しさを得ているのだから、ゲームみたいなものと大して変わらない。
現実では起こりえないことが起こるのだから、妄想と夢は通ずるものがあると思う。


おやすみなさい。