桃おねえさん

今日のドラえもんの後半の話がちょっと怖かった。
しずかちゃんの部屋の机の周りにバリアーが張ってあって、スネ夫の机の周りにも張ってあって……追い詰められている感覚が、見ているだけの私に恐怖を与えた。
あと、一家そろって夕食をとっていそうな時間に放送されてるのに「のび太さんのエッチ!」みたいなのがあるのはやめてほしい。
そういうのは単行本のほうで十分だから。



桃から生まれる夢を見た。
桃太郎ではない。


生まれた私は男であったはずなのだが、おじいさんが私の胸を揉んだ瞬間にそこが膨らみ、どうやら性別も変化したようだ。
そして私はすくすくと成長し、桃から生まれた「桃おねえさん」として、鬼退治か何かに向かわされた。
目的がなんなのかは明確となっていなかったが、桃太郎になぞらえて、仲間を作る必要があった。
おばあさんはきび団子を持たせてくれなかったが、問題はなかった。
桃おねえさんは美しいらしく、胸に備わった美しいきび団子の力で、屈強な男たちを仲間にし、ついでに犬も仲間にした。
けれど、結局何かを退治するということもなく、場面が変わった。


次に私がいたのは、電車の中だった。
私の姿はいまだに桃おねえさんのまま。
電車の中で、これまた美しいお姉さんがいて、その人と向かいあいながら立っていた。
向かいのお姉さんの手で弄ばれ、私はされるがままに快楽を貪っていた。
気がつくと、二人して座席に座っていた。
電車の車両の隅の席。
端にお姉さんが居て、一人分空けて私が居た。
私はそのお姉さんの腰に向かって寄りかかるように倒れた。
とてもいい気分だった。
私は目をつぶって、幸せなときを感じた。
何も見えない状態でいると、私の口が次第に開いていった。
もう何もかもが心地よかった。
お姉さんが頭を撫でてくれたときには、無防備ながらも「ここで眠れる」とさえ思ったほどだ。


幸せをかみしめていると、ちょっと車内の様子がおかしくなった。
男が3人ほど、私のいる座席のすぐ横の扉付近に立っていた。
そして男達は、私とお姉さんをイヤらしい目つきで見るとスッと近づいてきて、ぼーっとしながら開けていた私の口に……


何かをされて、目が覚めた。
夢の中の自分は現実の自分と比べて、ものの考え方とか感じ方が大分変わっている。
だから、起きてるときに夢の中で起こったことを思い出すのは難しい場合もある。
夢の中の自分が、そのまんま現実の自分に近い場合ももちろんある。
そういう場合は思い出すのが楽なのだけれど。


おやすみなさい。