本棚とシンデレラ

自分は本屋でバイトをしているらしかった。
大学生と思しき人が数名、一緒に働いていた。
なぜか分からないが、この夢が怖かった。
自分の背よりも遥かに高く、天井まで伸びている本棚の間は、暗く寂れていた。
カウンターの中に入ったり、頭上を回転しながら落下するビデオテープと格闘したり。
記憶に残っていない部分が多いけれど、とにかく怖くて、不思議な夢だった。


私は、寝る前に頭の中でシンデレラに関する物語を妄想していたようだ。
携帯電話のメモに「シンデレラ女」とだけ書いてあった。


王子ではなく王女と結ばれようとするシンデレラ。
このシンデレラの家族構成を、やさしい兄2人とするか、意地悪な兄2人とするかで悩んでいる。
意地悪なほうが、シンデレラが同性愛に逃げる確率は高いけれど、そうすると男役を買って出るとは思えない。
「女と女」として暮らそうとしてしまう。
でもシンデレラには、魔女の魔法によって男になってもらわなきゃいけない(夜の12時になるととける)ので、それは困る。
男を怖がることなく、自然に同性愛に向かせるにはどうしたらいいのだろう。
王女様のほうは、女性にしか興味がない上変態だという風にしてある。
男とは踊るつもりのなかった彼女が、男に変身したシンデレラを見て「あの人は男のフリをしているだけだ」と見抜き、2人で踊ることになる。
当然夜の12時に合わせてシンデレラはお城をあとにする。
そのときに落とすものは、ガラスの靴ではない。
そのガラスの靴的エピソードのところで、王女様の変態能力が発揮されることになる。


物語の始まりがしっかりしてないせいか、妄想が上手くいかない。
当分はこの世界を広げることで時間がつぶせそうだ。
冬休み中に終わるか怪しいが。


おやすみなさい。