なぞなぞ

あるところに「私のお気に入りのティーカップには常に茶が入っているの」と自慢げに語る女性がいました。
それを聞いた友人が「それほど茶が好きということなのね」と感心すると
「そうじゃなくて、いくら飲んでも茶が入ってるのよ」と女性は反論しました。
友人は「それはすごいわね」と話半分に流しました。
その会話をこっそり聞いていた男は納得できないことがあると黙っていけない性質で、
ついその女性に声をかけてしまいました。
女性は、突然の見知らぬ男からの呼びかけにうろたえることなく、実際に家でそのカップを見せてくれるとまで言いました。


女性の家について、部屋に通されると、早速女性はキッチンへと向かい、ティーカップを持ってきました。
中には紅茶が入っています。
男は言いました。
「本当に飲んでも茶がなくならないというのか。飲んだフリなんてのはなしだぞ」
「ええ、分かってるわ。なんなら、あなたが飲んでみてもかまわないわ」
喧嘩を売られているように感じた男は、ティーカップを手に取り、中身を一気にゴクリと飲み干しました。
「どうだ、一滴残らず飲んでやったぞ。茶は尽きたじゃないか」
「いいえ、まだ茶はカップの中に入ってるじゃない」
女性の反論に男は首をかしげるばかり。


男が飲み干したはずのティーカップの中に入っていた茶とは?




答え
エンプティー(empty)



今日のテストが終わってさて帰ろうかというときに、携帯にメールが届いた。
届いたメールを確認しようとしたら、誰かが図ったかのように携帯の電池が切れた。
それでエンプティが頭に浮かんできた。
帰り道でそのことを考えていたから、明日の試験科目の教科書を学校に置いてきたなんて露ほども考えなかった。
全体的に、乗組員が自分のみの泥舟に乗ったつもりで攻めることになりそうだ。


おやすみなさい。