雪は、白かった

雪が降りました。
こんなにも雪が降ってるところを見るのは久しぶりです。
そのせいで、駅のホームの床が白くなっているのを見て、誰かが塩でも撒いたのかと思いました。
あれは雪だったのか。


雪の降る中、傘を差して帰る。
降ってる白いやつが、雪のような気がしない。
自分の雪のイメージは、絵に描かれるような、丸くて白いもので、紙ふぶきを撒いたように飛んでくるものじゃありません。
小学校の頃だって、雪で遊びはしても、それは積もってからのことで、降ってる間は家でぬくぬくとしていた気がします。
ああ、これが雪なのか、と今になって改めて知り、なんだか感動してしましました。


多分、空の上では、関東の気候を操る神様が、東北とかに対して、終わらない夏休みの宿題を家族に手伝ってもらう子どものように、必死でノルマを達成しようとしてるんだと思います。
年度末ですから。
アリとキリギリス。



アリの中にも、働かないものだっています。
都合のいい例ばかりを示しちゃいけませんよね。
短い期間で見たら、キリギリスのほうが輝いています。
ご飯もあるし、遊ぶこともできる。
そういう生活をずっと続けられる大人になりたい。
もちろん、前提として楽ができる、ということがつきます。


今の私は残念な立場のキリギリス。
明日提出の課題をどうしよう、と考えながらぷよぷよをやっている。
最後には食料を求めたキリギリスよりもひどいかもしれない。


手の届く位置にゲーム機があって、しかもそれがすぐに開始できる状態にある、というのは悪魔のような魅力との戦いになる。
もちろん、私はその戦いに勝てない。
総プレイ時間が分からないゲームは、結構怖い。
果たして合計で何時間やっているのか、目安になるものがないから、イマイチたくさんやっているという感覚がつかめない。
だからダラダラ続けてしまう。
Let'sキリギリスライフ。


おやすみなさい。