夢とDream

夢には、「将来の目標」みたいな意味と、「睡眠中に見るもの」の2種類あります。
ふと気になって、Dreamを辞書で引きました。
Dreamも日本語である夢と同じような意味を持っていました。
英語圏の人も、日本人も、睡眠中に見るものと将来への希望などを重ね合わせてみていたから、こんな風に一致したのかな、と思いました。
が、どうやらそうではないみたいです。


日本で、夢が「将来の目標」の意味で使われるようになったのは、結構最近のことらしいです。
「睡眠中に見るもの」としてのみ使われていた『夢』に、外国からDreamが入ってきたことで、後から意味が付け足されたみたいです。
だから、未来を考える意味での『夢』は、外国産。


わざわざ新たに言葉を作るわけでもなく、もとからあった『夢』という言葉に、意味の重なるところのあったDreamの持つ意味を全部付け足す。
『夢』の持つ意味が膨らむ。


1語にたくさんの意味がある。
言葉に新しく増えた意味を収納していく感じがおもしろい。


逆に、英語が日本語を吸収しているパターンはあるのでしょうか。
SUSHIとかSAMURAIとか、言葉をそのまま作っちゃうんじゃなくて、もとからあった英語に、日本語の意味も与える、みたいなやつ。
英単語覚えていくうちに発見できそうです。
勉強する気が、めらめらーって燃えてきました。
家で英和辞書なんて引いたの初めてかもしれません。


夢の中で、バイト先のレジで眠っている自分を見た。
夢だと分かっていても、なんだかヒヤヒヤする。
自分自身であるけれど、やんちゃをしている我が子を見つめる親の気持ちになっていた気がします。


おやすみなさい。